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エンパイアステートとロックフェラーの展望台、おすすめはどっち?

エンパイア・ステート・ビルディングの展望台とロックフェラーセンターの「トップ・オブ・ロック」は、どちらとも素晴らしい景色を楽しめる、ニューヨークが誇る絶景スポットです。

エンパイア・ステート・ビルディングと、ロックフェラー・センターの基本情報

 

まず、基本情報として知っておきたいのが、以下の5点。

  1. より高さがあるのは、エンパイアステート
  2. どちらも、料金は同じ(2017年現在、大人は34.00USドル)
  3. どちらも、ミッドタウン(マンハッタンの中心地)にある
  4. どちらも、360度の景色が見られる
  5. より混雑するのは、エンパイアステート

 

では、詳しく説明していきます。

1.より高さがあるのは、エンパイアステート

展望台の高さ的には、エンパイアステートの方が高いです。

ふたつの展望台の高さを比較すると、こんなかんじ。

  • エンパイアステートの展望台(86階):1050フィート(=320m)
  • トップオブロック(ロックフェラー展望台):850フィート(=260m)

なので、エンパイアステートの方が、5分の1程度高いんです。

この違いは、景色として見ると意外と大きく、トップオブロックが「見渡す」感覚なのに対して、エンパイアステートの展望台は「見下ろす」感覚です。

また、エンパイアステートのほうがより遠くまで見えます。

エンパイアステートの場合、86階の「メイン・デック」の他に、追加料金で102階「トップ・デック」に行ける特別なチケットもあります。102階の高さは、381m。

トップオブロックの1.5倍です!

2.どちらも、料金は同じ(2017年現在、大人は34.00USドル)

エンパイアステートの展望台も、トップオブロックも、値段は変わりません。

どちらも、2017年時点で34.00ドルです。

ただし、エンパイアステートの86階の「メイン・デック」ではなく、102階の「トップ・デック」に行く場合は、一人当たり54.00US ドルかかります。

3.どちらも、マンハッタンの中心地にある

どちらも、ニューヨークの中心、マンハッタンの、さらに中心「ミッドタウン」にあります。

エンパイア・ステート・ビルディングとロックフェラー・センターは、実は15ブロック分しか離れていないのです。

しかし、見える景色はかなり違います。

エンパイアステート展望台から見えるもの

  • ロウアーマンハッタンの景色(&自由の女神)
  • クライスター・ビルディング、ロックフェラーセンター
  • タイムズスクエアのエリア

エンパイアステートはより南にあり、ロウアーマンハッタンに近いので、遠くの方にロウアーマンハッタンの景色を望むことができます。

もし日中に行く場合、そのさらに奥には、なんと自由の女神が見えることもあります。

そして、クライスター・ビルディング、ロックフェラーセンター、タイムズスクエアなどニューヨークの代表的ランドマークを見ることができます。

トップオブロックから見えるもの

  • エンパイアステートビルの全景
  • セントラルパークの全景

 

トップオブロックは、ロウアーマンハッタンの方まではあまり見えませんが、エンパイア・ステート・ビルディングと、近くにあるセントラルパークの全景という、ニューヨークの2大ランドマークを見ることができます。

やはり、エンパイア・ステート・ビルディングはニューヨークを象徴する建物なので、それが見えるロックフェラーからの景色の方が、より「ニューヨークらしい景色」を楽しむことができます。

4.どちらも、360度の景色が見られる

エンパイア・ステート・ビルディングとロックフェラー・センターどちらからでも、ニューヨークの360度の景色を見ることができます。

しかし、トップオブロックの場合は屋上からグルッと360度見渡せるスポットがあるのに対して、エンパイアステートの展望台では、自分が建物のまわりをグルッと回らないと、360度見ることができません。

トプオブロックの方が、本当にロックフェラーセンターの建物の屋上に出るので、より開放感を味わえます。

5.より混雑するのは、エンパイアステート

エンパイア・ステート・ビルディングは、ロックフェラーの数倍混雑します。

チケットを買うのにもかなり並ぶことになるうえに、展望台も人が多すぎて、誰かといったら迷子になりそうなほど。

なので、混雑が苦手な人は、チケットもすぐに買えて、展望台もより広く混みあわないロックフェラーセンターがおすすめです。

しかし、エンパイア・ステートが混みあうのは、夕方~夜のみ。

観光客はエンパイアステートの展望台に、マンハッタンに沈む夕日や、夜景を見に来ている人が多いので、それ以外の時間帯に行けば、混雑具合はかなりマシです。

時間に余裕のある人は、日没タイムの数時間前に行って待機する、という手もあります。

景色を見る以外やることがないので暇ですが、昼・夕日タイム・夜景と三種類の景色を楽しめますよ。

二つの展望台のメリットとデメリット

エンパイア・ステート・ビルディングの展望台の場合

メリット

1.「ニューヨークに行った!」と胸を張って言える

エンパイア・ステート・ビルディングは、ニューヨークの顔!世界的にも超有名な、ニューヨークを代表するスポットなので、ここに行けば、「ニューヨークに行った!」と胸を張って言えます。観光客の間でも、「必見スポット」として知られています。

2.ニューヨークNo.1の夜景

エンパイア・ステート・ビルディングから見下ろすマンハッタンの夜景は、ただただ最高!!です。無数のビルの明かりに埋め尽くされた世界には、本当に感動します。

3.歴史的にも価値のある建物

エンパイア・ステート・ビルディングは、1931年に完成した歴史ある美しい建物です。かつては40年間もの間「世界で最も高い建物」でもありました。現在はもうNo.1ではないのですが、今でも「アメリカの誇り」であり続けています。そんなこの場所の最上階から、世界の歴史を動かし続けてきたニューヨークの街を見下ろしていると、とても特別な気持ちになります。

デメリット

1.希望の時間帯のチケットの入手が困難&混みあうので並ぶ

エンパイアステートは、チケットブースもエレベーターも展望台も、どこもかしこも本当に混みます。

もし夕方以降に登りたい場合は、当日の午前中や前日までにはチケットを買っておくことをおすすめします。

なぜなら、当日の夕方に「今すぐ登れるチケット」を買うのは、ほぼ不可能だから!特にハイシーズンの場合、「午後5時に買ったら、4時間後の9時以降からしか入れないチケットしか残っていなかった」なんてこともざら。並んでチケットを買ってから、さらに数時間待つのは面倒ですよね。

とにかく、チケットは事前(できれば、その日の午前中)に購入するようにしましょう。チケット購入の混雑だけは避けることができます!

2.ニューヨークを代表するランドマークは見えない

ニューヨークのランドマークは沢山ありますが、その中でも最もニューヨークを象徴するのが、ここエンパイア・ステート・ビルディングです。

エンパイア・ステート・ビルディング自体の屋上に登っているので、当たり前ですが、エンパイア・ステート・ビルディングがある景色は見ることができません。

ニューヨークの景色は、エンパイア・ステートが含まれてこそ、というもの。これだけどうしようもないのですが残念な点です。

3.スタッフの評価が低く、建物の構造がわかりにくい

エンパイアステート展望台のレビューを見てみると、スタッフが不親切で怖い、という意見がよく見られます。

だた、エンパイア・ステート・ビルディングは、ニューヨーク有数の超有名観光地なので、警備員は日々監視に忙しく、あまりフレンドリーでないのも仕方ないのかもしれません。

また、建物の構造がわかりにくく、一度エレベーターで上がってからさらに違うエレベーターに乗り変えて展望台に行かなければいけません。

一つ目のエレベーターから降りた場所からも一応屋内からですが景色が見えるので、そこ展望台だと勘違いして途中で帰ってしまう人もいます。注意してください。

トップオブロックの場合

メリット

1.エンパイア・ステートほど混みあわず、展望台スペースが広い

トップオブロックでは、3段階の高さから360度の景色を楽しめます。建物内や展望台のスペースもとても広く、開放感があります。

また、エンパイアステートのように混みあわないので、チケットを買って、すぐに登ることができます!

2.エンパイア・ステート・ビルディングと、セントラルパークが見られる

代表的ランドマークであるエンパイアステートビルのある景色は、やはり「ザ・NY!」という感じでしっくりきます。

また、セントラルパークを見下ろす立地に住めるのはニューヨーカーにとってのステイタスです。なので、近くのビルの部屋は全てお金持ちが占拠しています。

実は、ニューヨークの中でこんな風にセントラルパークが見下ろせる場所は、(一般人にとっては)ここだけなのです。

3.スタッフの評価がよく、座る場所が沢山ある

スタッフの評価が高いのも、トップオブロックの特徴です。実際、道を聞いたりしたときにも親切なスタッフが多かったです。また、屋内の方には座る場所(ソファーや椅子)もたくさんあったので、のんびりすることができました。

わたしが行った時は、昼・夕方・夜にかけて三種類の景色を楽しんだのですが、座る場所もWi-Fiも完備だったのでストレスフリーで待つことができました。

デメリット

1.あまり有名じゃない

やはり、ニューヨークの展望台といえばトップオブロックよりもエンパイアステート展望台の方がずっと有名です。

しかしその分あまり混みあわなかったり、セントラルパークが見下ろせたりと、また違った魅力があります。

2.一部景色がさえぎられている

360度見渡せるものの、隣にわりと大きなビル、クライスタービルディングがあるので、一部視界が遮られている部分があるのが残念な点です。

しかし、エンパイアステート側やセントラルパーク方面は完ぺきなアングルで景色を楽しむことができます。

結論:どちらかひとつだけ選ぶなら、どっち?

では、このふたつのうち、どちらかといわれたらどちらに登るべきなのでしょうか?

わたしだけでなく多くの人の意見をまとめると、結局王道の「エンパイアステート」に軍配が上がりそうです!

混みあうのは、それだけ人気な証。

初めてニューヨークを訪れ、そしてどちらか一方しか行けない場合、ぜひニューヨークで最も有名なビルからニューヨークNo.1の夜景を楽しんできてください。

ただ、個人的には…両方行くのがおすすめ。

この記事を書いていることからも分かる通り、わたしは結局どちらかに絞れず、両方行ってきました!

エンパイアステートからの「ニューヨークNo.1の感動の夜景」は外せないけど、個人的にセントラルパークの上からの景色も捨てがたいし…でも、どちらも入場34ドルって高すぎだし…ということで、散々迷っていたのですが、結局考えるのも面倒くさくなって「どっちも行こう。」と。(笑)

結果、どちらからも違った味わいの素晴らしい景色をそれぞれ楽しむことができたので、両方登ってよかったなあと心から思いました。

ただ、もしもう一度リピーターとして行けるのであれば、わたしはトップオブロックを選びます。

ロックフェラーから見た、大都市の中に突然浮かび上がる緑色の長方形「セントラルパーク」の景色は本当に素晴らしかったので、またそれを見に行きたいです!

エンパイアステートの夜景は本当に素晴らしくて、本当に心から感動する景色だったのですが、やはりもの激混みで大変だったので、一度行ければ満足かな、という感じです。

正直、人によって見たいものと好みが違うので、どっちの方がいい!というのは難しいです。時間とお金の余裕のある人は、どちらも行ってみるのが一番おすすめです。

まとめると、こんな感じです。

エンパイアステートに行った方がいい人

  • ニューヨークNo.1の夜景を見たい
  • 王道を攻めたい!
  • マンハッタンの街並みを見下ろしてみたい
  • 混雑は気にしない

トップオブロックに行った方がいい人

  • エンパイアステートも見える「ザ・ニューヨーク」な景色を見たい
  • 通な見どころを攻めたい!
  • セントラルパークを上から見たい
  • 解放間のある屋上から360度見渡したい

 

以上、エンパイア・ステート・ビルディングの展望台とロックフェラーセンターの「トップ・オブ・ロック」の比較でした。

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