マンハッタンはニューヨーク市の中心地ですが、さまざまな個性と特徴を持つエリアに分かれています。
それぞれのエリアは異なる文化や雰囲気があり、楽しみ方が全然違います!
この記事では、特に有名なマンハッタンの地域を細かく紹介していきます!
ロウアーマンハッタン・エリア
マンハッタン島の中で、ユニオン・スクエアの南側の通り「14 st.(ストリート)」から南は、まとめてロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)と呼ばれています。
ロウアーマンハッタンの主要な地域を紹介します!
1. フィナンシャル・ディストリクト (Financial District)
- 概要: ニューヨーク証券取引所(NYSE)やワールドトレードセンターなど、アメリカの金融の中心地。
- 特徴: 高層ビルが立ち並び、ビジネスパーソンが多いエリア。観光名所としては、ワールドトレードセンターやバッテリーパークが有名。
2. トライベッカ (Tribeca)
- 概要: 「Triangle Below Canal Street」の略称。
- 特徴: 高級住宅街として知られ、セレブが住む地域としても有名。昔は倉庫街だったが、現在はおしゃれなレストランやギャラリーが多い。
3. ソーホー (SoHo)
- 概要: 「South of Houston Street」の略称。
- 特徴: おしゃれなブティックやアートギャラリーが集まるショッピングエリア。レンガ造りの建物が特徴的で、アーティスティックな雰囲気が漂う。
4. チャイナタウン (Chinatown)
- 概要: アジア系のコミュニティが集まるエリア。
- 特徴: アジアンフードのレストランや市場が立ち並び、ニューヨークで最も活気のある地区の一つ。
5. リトルイタリー (Little Italy)
- 概要: イタリア系移民が多く住んでいた地区。
- 特徴: イタリア料理のレストランやカフェが集まり、毎年開催されるサンジェナーロ祭が有名。現在は縮小され、隣接するチャイナタウンに吸収されつつある。
6. ロウアー・イースト・サイド (Lower East Side)
- 概要: 歴史的には移民が多く住んでいた地域。
- 特徴: 近年はナイトライフやクラブシーンで人気が高まっている。昔ながらのユダヤ系ベーカリーや最新のレストランが共存している。
7. イースト・ヴィレッジ (East Village)
- 概要: 若者やアーティストが集まる地域。
- 特徴: ヒップなカフェやバー、ビンテージショップが多く、自由な雰囲気が漂う。音楽や芸術の歴史が色濃い。
8. グリニッジ・ヴィレッジ (Greenwich Village)
- 概要: かつてアーティストや作家が集まった場所。
- 特徴: 独特の文化と活気があり、ワシントンスクエアパークやニューヨーク大学(NYU)が位置する。ナイトライフやレストランも豊富。
9. ウェスト・ヴィレッジ (West Village)
- 概要: グリニッジ・ヴィレッジの一部で、落ち着いた住宅街。
- 特徴: 石畳の道や美しいタウンハウスが特徴で、高級な雰囲気。カフェやブティックが多く、映画やテレビのロケ地にもよく使われる。
10. ミートパッキング・ディストリクト (Meatpacking District)
- 概要: かつては精肉工場が多かったエリア。
- 特徴: 再開発され、現在は高級ホテルやナイトクラブ、ファッションブランドのショップが集まるトレンディなエリア。
11. ノーホー (NoHo)
- 概要: 「North of Houston Street」の略称。
- 特徴: おしゃれなレストランやギャラリーが多く、古い建物が多く残る落ち着いたエリア。
12. ノリタ (Nolita)
- 概要: 「North of Little Italy」の略称。
- 特徴: 小さなカフェやブティックが多く、こぢんまりとしたおしゃれなエリア。観光客も多いが、リトルイタリーの混雑を避けた穴場的なスポット。
ミッドタウン・エリア
ニューヨークの中心地である「ミッドタウン・エリア(Midtown)」の範囲は、セントラルパークの南側の通り「59th St.(ストリート)」から南〜「14 st.(ストリート)」の北まで。
意外と広いです!!ただ、ニューヨーカーが「ミッドタウン」と呼ぶときは特に劇場街(ブロードウェイの劇場があるエリア)やタイムズスクエアのことです。
1. ミッドタウン (Midtown)
- 概要: タイムズスクエアやエンパイアステートビルなど観光名所が集中するエリア。
- 特徴: ニューヨークの中心地で、ショッピングや観光に最適。グランドセントラル駅やロックフェラーセンターもここにある。ホテルもとても多い
2. チェルシー (Chelsea)
- 概要: 芸術と文化の中心地。
- 特徴: アートギャラリーが多数集まり、近年はハイラインなどの再開発プロジェクトでさらに人気に。ナイトクラブやレストランも豊富。
3. フラットアイアン地区 (Flatiron District)
- 概要: フラットアイアンビルが象徴的なエリア。
- 特徴: ショッピングやグルメスポットが多く、マディソンスクエアパーク周辺は賑やか。高層ビルと歴史的建築が融合している。
4. ヘルズ・キッチン (Hell’s Kitchen)
- 概要: ミッドタウン・ウェストに位置し、昔は危険なエリアとして知られていましたが、現在は再開発が進み、人気の住宅エリアとなっています。
- 特徴: 国際色豊かなレストランやバーが集まる。ブロードウェイの役者が多く住んでおり、劇場文化とも深い関わりがあります。
5. マレー・ヒル (Murray Hill)
- 概要: ミッドタウン東側の住宅エリア。
- 特徴: 若いプロフェッショナルが多く住んでおり、賑やかなナイトライフと手頃なレストランが特徴。グランドセントラル駅や国連本部も近い。
6. キップス・ベイ (Kips Bay)
- 概要: マレー・ヒルの南東に位置する住宅街。
- 特徴: 静かな住宅地で、学校や病院が多い。東川沿いに公園があり、ファミリー層や若いプロフェッショナルに人気。
7. イニット・ヒル (Inwood)
- 概要: マンハッタンの最北端に位置するエリア。
- 特徴: 大自然が広がるフォート・トライオン・パークやインウッド・ヒル・パークがあり、都会の中の静かなオアシス。多くの移民が住む多文化なエリア。
8. ミッドタウン・イースト (Midtown East)
- 概要: グランドセントラル駅からイースト川まで広がるエリア。
- 特徴: 多くの高層オフィスビルやホテルが立ち並び、ビジネスの中心地。高級レストランやショッピングエリアも充実しています。
9. タートル・ベイ (Turtle Bay)
- 概要: ミッドタウン・イーストの一部で、国連本部に隣接するエリア。
- 特徴: 歴史的なタウンハウスや大使館が多く、静かで落ち着いた雰囲気。ビジネス街と住宅街が共存している。
10. ハドソン・ヤード (Hudson Yards)
- 概要: ミッドタウン・ウェストの再開発エリアで、最も新しい開発プロジェクトの一つ。
- 特徴: 超高層ビル群とショッピングモール、ハイラインなどの観光スポットが集まる未来的なエリア。アートや文化施設も豊富。
ハーレム (Harlem)
「ハーレム (Harlem)」は、セントラルパークの北端から上のエリア。
1. ハーレム
- 概要: ハーレムの中でも中心的なエリアで、ニューヨークの黒人文化と歴史の中心地。
- 特徴: 治安は不安定だが、ソウルフードのレストランやライブハウスが多く、アポロ・シアターが象徴的。近年は再開発が進み、活気が戻ってきている。
2. ワシントンハイツ (Washington Heights)
- 概要: ハーレムの北に位置し、主にドミニカ系移民が多い地域。
- 特徴: フォート・トライオン・パークやクロイスターズ博物館があり、自然と文化が融合しているエリア。
3. ハミルトン・ハイツ (Hamilton Heights)
- 概要: ハーレムの北側に位置し、アレクサンダー・ハミルトンの邸宅「ハミルトン・グランジ」がある歴史的なエリア。
- 特徴: 美しいブラウンストーン建築が多く、落ち着いた住宅街。ハーレムとは異なる独自の文化があります。
アッパー・ウエスト・サイド (Upper West Side)
セントラルパークの西側のエリア。
- 概要: 中流階級の住宅地で、家族連れに人気。
- 特徴: セントラルパークやリンカーンセンターがあり、文化と自然が共存。落ち着いた住宅街で、教育機関も多い。
アッパー・イースト・サイド (Upper East Side)
セントラルパークの東側のエリア。
1. アッパー・イースト・サイド
- 概要: 高級住宅地で、富裕層が多く住む地域。
- 特徴: 高級ブティックやアートギャラリーが立ち並び、メトロポリタン美術館などの文化施設も豊富。静かで上品な雰囲気。
2. カーネギーヒル (Carnegie Hill)
- 概要: アッパー・イースト・サイドの一部で、高級住宅街。
- 特徴: 歴史的な邸宅が多く、富裕層が住むエリア。周辺には学校や美術館が多い。
3. レノックス・ヒル (Lenox Hill)
- 概要: アッパー・イースト・サイドの南端に位置する高級エリア。
- 特徴: 有名な医療機関やギャラリーが集まり、富裕層が多く住んでいる。セントラルパークにも近く、静かな環境です。