ニューヨークのオフブロードウェイ、「Sleep No More」に行く前に、当日の持ち物・NGな格好・おすすめの格好を紹介します。
Sleep No Moreに絶対必要な持ち物
- 歩きやすい運動靴
- (メガネの人は)コンタクトレンズ
- 入場に必要な3点グッズ(身分証明書・クレジットカード・予約証明)
絶対に必要な物は、以上です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.歩きやすい運動靴
歩きやすい靴、というか運動靴(or ランニングシューズ)は絶対に必要です。間違っても、ヒールのある靴では来ないようにしてください。
なぜなら、スリープノーモアでは、役者も観客も会場を走りまわるからです!
どれくらいのスピードかというと、全力疾走レベルです。
Sleep No Moreは、ある意味「スポーツ」
スリープノーモアでは、物語を理解したい場合は、一人の役者さんに付いていくことになります。
だいたいの人は、どこかのタイミングで主人公の「マクベス」役を見つけてついていく(ストーリーが最もわかりやすい)のですが、その時に、役者さんが信じられないほどのスピードで走って移動したり、階段を駆け上ったり降りたりします。
もしその役者のスピードについて行けなかった場合、そこで役者(&物語)を見失うことになります。
また、最初について来れた10人しか見せてもらえないシーンなどもあり、その場合、遅れてきた他の人は完全に締めだされてしまいます。
生半可な覚悟では、だいたい消え去られてしまうので、観客側も「何が何でも見失わないぞ!!」「一番近くに張り付いているぞ!」という気合が必要です。
というわけなので、100%楽しむためには、歩きやすい靴、というよりも走るための靴を準備していった方がいいです。
ついでに、運動不足の人は会場に入る前に軽いストレッチをしておきましょう。これで100%の瞬発力を発揮できます(笑)
そう、Sleep No Moreは、ある意味「スポーツ」なのです!
ちなみに、これを本気で実行すると、会場が暗いのでどこかに足を強打したりします。これは「スリープノーモアあるある」らしいのですが、私もバッチリその被害に会いました。
それでも、アドレナリンが出ているのか痛みにまったく気づかず、帰ってから巨大な青あざに気付いて驚愕しました…。
スリープノーモア、恐るべし…!
2.(メガネの人は)コンタクトレンズ
スリープノーモアでは、顔全体を覆う真っ白なマスクを付けることになります。
このマスクは、結構顔にぴったり密着するタイプの仮面なので、メガネは併用できません。
目が悪い人は、絶対にコンタクトレンズを持って来るようにしましょう!
私も普段は眼鏡をかけることが多いのですが、この日はコンタクトレンズをして行きました。
帰ってから、持ち帰ったマスクと眼鏡をどちらも付けられるか試してみたのですが、眼鏡を上からかけるのも、下にかけるのも、ムリでした。
ちなみに、そのマスクは口元は開いているので、呼吸は楽にできる優れものです。特に、スリープノモアでは全力で走りまわるのでこの呼吸しやすい口元はありがたい限りです。
3.入場に必要な3点グッズ
これだけは絶対に忘れてはいけないのが、入場に必要なモノたち。
それが、
- 年齢が確認できる身分証明書(パスポートのコピーなど)
- スリープノーモアのWEB予約をした時に使ったクレジットカード
- 予約を証明するもの・Order IDのわかるもの(予約時に受け取るメールを見せるための携帯電話など)
これは、忘れずに持っていきましょう!
チケットを100ドル出して買って楽しみにしていたのに、この3点を持っていき忘れたせいで結局入れなかった、なんてなったら悲しすぎます…。
特に、身分証明証は絶対に忘れないように。日本人含め、アジア人は若く見られがちなので、年齢確認はかなり厳しいです。(17歳以上限定です。)
運転免許証とかではなく、英語の書類がいいです。つまり一番確実なのは、パスポートですね。
Sleep No Moreに行くときのNGな格好
先ほども話したように、スリープノーモアでは観客もアクティブに動きまわります。
なので、走ったり動くときにとにかく動きやすい恰好がベストです。
【3大NGな格好】
- スカート…単純に階段の上り下りで躓きやすくなるし、大胆に動き辛くなります。
- おしゃれな服・汚れやすい色の服
- ハイヒール
服が血まみれ事件
ほかのブロードウェイだと、少し洒落た服で行く、というのがマナーですが、おしゃれな服でスリープノーモアに行くは絶対にやめておきましょう。
なぜなら、ここは普通の舞台ではないからです。
というのも、私は白いTシャツで行った時に、服が血糊まみれになるというとんでもない事件が起こりました。(笑)
役者は、場面によっては血(糊)まみれの手でガシっと掴んでくることもあります。あとは、単純にたまたま居た場所が悪く、飛び散ったりすることも。
なので、おしゃれな服や、汚れやすい色の服(真っ白など)は避けておくのが無難です!
スリープノーモアを見終わったあとの帰りの地下鉄の中で、「なんであの人は血まみれなんだ…?!」という痛~い視線を浴びることになります。
特に帰りに公共の乗り物を使用する場合は、万が一血まみれになっても目立たない格好(暗い色の服など)にしておきましょう…。
血糊は、ホテルに帰ってから洗剤や石鹸で洗えば簡単に落ちるので、「シミになるかも」という心配は不要です。
血糊が飛んでくることはなくても、一生懸命に演技する役者の汗が飛んでくることもしばしば。こんなに間近で見られる舞台だからこそ、の醍醐味だと思って、そこは堪えましょう。
ハイヒールは脅威
ハイヒールは、スリープノーモアを楽しめる度が1/10くらいになります。全然動けないし、ついて行けない…。
「私はいつでもハイヒールで走りまわれる!」という人もいるかもしれません。
ただ、会場はシーンによってとても混みあうことがあり、人の足を踏んだり踏まれたりすることもしばしば。
正直、ハイヒールの存在は他の観客にとって脅威になります…。他人の足を踏んでしまう確率は100%以上。だいたい、会場にいる間に最低5回は人の足を踏む、と思って靴を選んでください。
というわけで、ハイヒールは基本NGです。
また、「踏まれる」ということは、足が露出しているサンダルや、綺麗な靴は履いていかない方がいいということです。
ニューヨークにはKITHなどの有名なスニーカーショップが沢山あり、数万円するようなレアものスニーカーが買えたりします。
そこで購入したおニューの高級スニーカーを履いて挑んだ私の弟は、無残にもその後、血糊&ホコリまみれになった靴を、泣きながら洗うことになりました。
会場内は意外と寒い
会場内は、クーラーがガンガンに効いていて結構冷えています。
開場直後は、最初は少し寒いかもしれません。
しかし、歩きまわったり走ったりするうちに、だんだん体が温まってきます。(笑)
なので、おすすめはTシャツに、薄手の上着一枚です。暑くなってきたら、腰に巻いておくなりできます。
まとめ:Sleep No Moreにはこんな格好で行こう!
- パンツスタイル
- 暗めの色の服
- Tシャツ&薄手の上着
- 運動靴 or ランニングシューズ
- (目が悪い人は)コンタクトレンズ着用
ここまでくると、「え?スポーツでもしに行くの?」って感じですが、、
そうです。スポーツをしに行くのです!(笑)
「私はもっと緩めに楽しみたいわ~」という人でも、とりあえずこの格好で行ってみましょう。
「緩めに楽しみたい」と個人的に思っていても、結局人々の波に飲みこまれて一緒に走らなければならなくなったりします。
他の観客に押したり押されたり、一瞬、地元のモチ投げ大会を彷彿とさせるようなシーンに巻き込まれることも。(田舎者がばれますね…)
とにかく、会場内は結構混み合っています。
しかも、マスクを付けることでみんな匿名性が高くなっているので、むりやり押しのけられて転倒する、など、普段よりも遠慮がない&荒々しい行動をする人も出てきます。
一応、自分自身の安全のためにも動きやすい恰好を心がけるようにしましょう!
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数年前までは、スリープノーモアのチケットは「英語サイトに登録&予約」する必要があったのですが、最近、日本語予約が可能になりました!!
(スタンダードチケットの販売のみですが、スタンダードで十分なので◎)
しかも、公式サイトから買うのとほぼ同額(差額は数十円程度)なので、日本語で予約した方がミスもなく安心です。
こちらの記事(↓)でチケットの買い方を詳しく説明しているので、まだ買っていない人は参考にしてみてください。
⇒Sleep No Moreのチケットの買い方徹底解説!割引はある?