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NYではタクシーよりUber!チップ計算から解放される素晴らしさ。

数年前から、ニューヨークでのタクシー利用者は激減しました。

その背景には、ニューヨークでの「Uberサービスの開始」があります。

ニューヨーカーはタクシーを使わない?

ニューヨークに住む友達と遊びに行くときに、あることに気付きました。

どこに行く場合でも、だれもタクシーを使わないのです。

「そういえば、一度もタクシーに乗ったことがないよね。」と言うと、こんな返事が帰ってきました。

今はもう、みんなUber(ウーバー)だからね。

「Uber(ウーバー)」って何?

Uberとは、簡単に言えば「呼び出し式タクシー」のような配車サービスです。日本でも、少し前に話題になりましたね。

日本ではUberは使えないようなのですが、アメリカの都市部では本当にみんなに使われています。

ウーバーの使い方は、簡単に言うとこんなかんじです。

  1. 携帯電話で「自分の今いる位置」と「行きたい場所」を地図で設定する
  2. 利用料金が表示され、今自分が居るところに近くにいるウーバーの車が迎えに来てくれる(普通、数分)
  3. 行先に着いたら、そのまま降りる(料金はあとでクレジットカードで引き落とされるので、この場で払う必要なし)

つまり、「今いる場所に迎えに来てくれて、行きたい場所まで連れていってくれるサービス」ですね。

Uberとタクシーの違い&ニューヨークでUberが圧倒的に人気な理由

それでは、「Uber」と「タクシー」の違いとは一体何なのでしょうか?そして、なぜ、ニューヨークではみんなUber派になったのでしょうか?

タクシーとUberサービスの主な違いを見てみましょう。

ニューヨークのタクシーの特徴

  • 料金は後払い+チップ10%別払い
  • 時間と距離で料金が決まる
  • ドライバーと車のクオリティーがピンキリ(運頼み)
  • 英語で行先を説明する

Uberサービスの特徴

  • 完全キャッシュレスで利用できる
  • 距離で料金が決まる
  • ドライバーは口コミ命
  • 英語能力は必要なし

では、Uberの特徴がどんな風にタクシーと違うのか、そしてどう優れているのか、ひとつひとつ説明していきますね。

1.完全キャッシュレスで利用できる

Uberが素晴らしい一番のポイントは、「お金を一切持っていなくても利用できる」という点です。

【①Uberを呼ぶ(料金をチェック)→②乗る→③降りる→④後から勝手にクレジットカードから引き落とされる】

という流れなので、「③降りる」時に、料金の支払いはありません。チップも払いません。

これは、想像以上に楽です。(得にチップ!)

普通、ニューヨークのタクシーを使う時には、かかった料金+「10%のチップ」を別で払う必要があるのですが、これを計算するのがめちゃくちゃ面倒くさいんです。

着いてからでないと「10%」がどれくらいなのかわからないし、それをレシートに書きこんだり、渡したりする作業も面倒です。特に、急いでいる時なんかは「すぐにでも降りたいのに!」とセカセカした気持ちになります。

そんな時、着いてすぐ「Thank you!」の一言で降りることのできるこの楽さ…!

(料金にはTAX(税金)やサービス料・チップは全て含まれているので、追加料金は一切ありません。)

この利用時の手軽さ、シンプルさが、ニューヨーカーをはじめ世界中の人々に支持されている第一の理由です。

2.距離で料金が決まる=相場が分かりやすい

Uberの料金は、最初に「迎えに来てもらう場所」と「行先」を設定した時点で決まっています。

つまり、距離で料金が決まるのです。あとは、時間帯でも多少変わります。(深夜や早朝の場合は多少料金が高くなります。)

相場もわかりやすいし、ニューヨークで四六時中起こっている渋滞に巻きこまれても全然落ち着いていられます。

渋滞で身動きできない時にどんどん上がっていくメーターを見ているのは、誰にとっても相当にストレスフルな時間だと思うのですが、Uberでは、「渋滞にはまったから料金が上がる」ということはありません。

ニューヨークの渋滞は、時間帯によっては壮絶です。

タクシーにせよ、Uberにせよ、ドライバーは街の道を熟知しているので、どこの道に行けば混んでいて、どこから行けばスムーズに着くのかもわかっています。

「ニューヨークのタクシードライバーが悪質だ」、といわれる理由の一つは、「わざと渋滞している道を通ろうとするドライバーの存在」です。

しかし、渋滞にはまることに一切メリットのないUberドライバーは、みんなスムーズな道を選びます。余計な時間仕事しているくらいなら、早く次の客を乗せた方が「自分のため」にもなるからです。

「距離で決まる料金」は、私たち利用客にとってのメリットが大きい制度です。

3.ドライバーは口コミ命=とても安全&きれい

「Uberって、危険なんじゃない?」という意見がありますが、実はUber利用者からすると、タクシーの方がよっぽど危険です。なぜかというと、Uberのドライバーは、口コミが命だからです。

どういうことか?

Uber利用後に、乗った人はドライバーと乗車体験を星1つ~5つの間で評価できます。

そして、トラブルがあったりした場合など、星2つ以下の[悪い評価]を付けられたドライバーは、Uber本部からお叱りが来ます。

「お叱り」とは、簡単に言えば「今回のようにUber全体の評価を下げるようなことをしたら、お前をUberドライバーリストから消すぞ(=クビにするぞ)」というもの。

Uberドライバーの多くは本業でUberドライバーをやっています。副業だとしてもかなりの収入源になっています。

なので、降りた後に客から悪い評価を付けられるのはドライバー的にめちゃくちゃ困るのです。

(ちなみに、星1つの[最低の評価]がついてしまったドライバーは、払った料金は完全に客に返金され、場合によっては登録リストから削除されたり、数か月間ドライバー活動強制停止されたり、研修に参加しなければならなくなったりと、とにかく大変なことになります。)

タクシーだったら、降りた客とその後関わることはまずないし、評価を受けることもないので、どんな適当な態度でも大丈夫ですよね。わざと遠回りしたり、渋滞の多い道に行ったり、客の忘れ物を盗んだりするドライバーもいます。

しかし、Uberは先ほど言ったように料金が最初から距離で決まっているし、降りる時に忘れ物をした場合も後から連絡がつき、保管してくれます。

そして、いい口コミを得るために、Uberドライバーは努力します。

車の種類や清潔度は、Uberドライバーとして登録する際に厳しいチェックがあるので、車は必ず清潔に保たれています。

ニューヨークを走るUberは高級感のある黒塗りが多いのでまるでVIPになったような気分です。(笑)

たった5分くらいの乗車なのに、無料でよく冷えた水のペットボトルや、キャンディーをもらったこともあります。

Uberのサービスは最高レベルです。

4.英語能力は必要なし=英語が苦手な外国人に優しい

Uberの仕組み的に、「行き先」は先に地図で指定してあるので、行先を英語で説明する必要が一切ありません。

英語が苦手な人にとっては、これは最高だと思います。

なんなら、ドライバーが来てくれて挨拶をしてから、乗って、降りてお礼を言うまで、一言も話さなくてもいけます。(笑)

ニューヨークの人は「話すのが早い」というので有名です。また、Uberに限らずドライバーはネイティブでない人も多く、聞きとりにくいこともあります。

「英語は苦手だけど、車で移動したい」という場合は、Uberは最適だと思います。


これらのメリットを考えると、Uberは、「行きたい場所に車で送ってくれる」という点ではタクシーと似たようなサービスなのですが、タクシーよりも圧倒的に「使う人のことが考えられたサービス」だと思います。

Uberをニューヨークで使う際のデメリット

ここまでUberについて「メリット」ばかり話して来ましたが、Uberを使う時の「デメリット」も話しておきます。

特にニューヨークで使う場合、私が実際に使って感じたデメリットは、以下の2点です。

  1. 携帯電話とインターネットがないと使えない
  2. 結局、タクシーと同じくらい高い

1.携帯電話とインターネットがないと使えない

まず、Uberを呼ぶのには携帯アプリを使うので、「携帯電話がインターネットに接続された状態」でないといけません。

インターネットに接続されていない状態では、まずUberを呼ぶことができません。

しかし、こちらの記事最新・ニューヨークのインターネットWi-Fi事情!レンタルは不要?でも話したのですが、ニューヨーク市内はWi-Fiまみれなので、Wi-Fiにつなげて呼べばいいと思います。

もしくは、日本からレンタルWi-Fiルーターを持っていく、長期滞在の場合は現地でSIMカードを買う(SIMフリーの携帯も)、という方法もあります。

一番簡単で確実なのは、日本からレンタルWi-Fiルーターを持っていく方法ですね。ニューヨークでUberを何度も使おうと思っている人は持っていきましょう。

2.結局、タクシーと同じくらい高い

「タクシー」と「Uber」とどちらの方が高いのか?という疑問の答えは、「そう変わらない」です。

遠回りするような悪質なタクシードライバーに当たったりすると、結果としてUberの方が安くなることもありますが、普段は、「多少、Uberの方が安いのかな~」という程度。

みんながUberを使うのは、「Uberの方が安いから」ではなく、「Uberの方が便利だから」なのです。

ただ、Uberの車はピカピカでサービスもいいので、コスパを考えるとUberの方がいいですね。

しかし、どっちにしろニューヨークを車で移動するのは高いです。

「移動は、とにかく安い方がいい」という人は、一回3.00ドルでどこまでも行ける「地下鉄」を使った方がいいと思います!ほとんどの場合、地下鉄で行く方が早いと思います。

ニューヨーク市内は地下鉄駅が完全に網羅されているので、よっぽど辺鄙なところに行く場合、もしくは夜に治安の良くない地域に行くわけではない限り、地下鉄利用がおすすめです。

ニューヨークにおける車移動の唯一のメリットは、「楽に移動できる」という点なのです。

まとめ

以上、最近ニューヨーカーがもっぱらタクシーよりもUberを好んで使っている理由でした。

実はUberは、「評判の悪いニューヨークのタクシー」が抱えていた様々な問題を、一気に解決してくれた理想的なサービスでした。

  • 悪いサービスや態度、遠回り、わざと渋滞入り、料金上乗せ、チップの多額請求などの問題
    ⇒口コミ制度、料金事前決定制度により解決!
  • 英語力の必要性
    ⇒事前のマップでの行先指定により解決!
  • 偽タクシー、汚い車内などの問題
    ⇒Uber社による定期チェックにより解決!

そんなわけなので、今までタクシーを避けていたニューヨーカーたちでも、使う人が増え、またUberの利用者が増えるにしたがって、タクシードライバーからUberドライバーに転身した人も沢山います。

空港の行き帰りなど荷物が多くて大変な時だけでも利用することもできるので、ニューヨークに行くときはぜひ、Uberサービスを使ってみてください!

日本も、オリンピック開催までに全国でUberが使えるようになればいいなあ、と思います。

Uberの登録はこちらからできます⇒Uber

おまけ:「空港⇒ホテル」の移動をUberで無料乗車する方法

プロモーションコード【ah861ypbue】

Uber登録時に↑のプロモーションコードを使えば、「私からの招待」ということで、初回乗車が無料になります。

この初回乗車を、ニューヨークの空港⇒ホテル分にすれば、その分のお金が丸ごと浮きます!

空港で使う場合は、空港のWi-Fiに繋げたり、レンタルWi-Fiを持っている人はそれにつなげれば近くで待機しているUber車が来てくれます。

ぜひ、節約もかねて使ってみてください^^

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